お客様からLinn Unidisk1.1 の改善依頼がありました。
「価格の割には薄っぺらで箱庭的な音」とのことで、豊かな音場空間の再現を求めておられました。
水戸にお住まいのお客様でしたので、お預かり前にお伺いして装置を確認させていただきました。装置内部を見ましたところ、狭い装置内のサイド部いっぱいに大きめのスイッチング
電源が入っていました。オーディオ機器にとって、ノイズ源であるスイッチング電源は好ましくないと当店では考えております。
本来はこのスイッチング電源そのものを取り外して第二世代電源にて一式作り直ししてやるとベストなのですが、お客様からは「メーカー修理に出す際に元に戻せるように」との条件もいただきましたので、大々的な改装は無理でした。
結局、既設のスイッチング電源からの直流電源に対し、その出口への部品追加だけでなんとかやれるところまでやってみようということになり、次のような改装を行いました。
回路図は右図のような感じです。 コネクタ関係は同サイズの互換品を西川電子部品の2階で見つけてきました。 オス・メスのソケットとコネクタ端子で配線を分岐させてバイパス回路を作り、そこに改善のための素子・回路を実装しました。 上側が両振りのアナログ電源、下側がデジタル用の片電源のブロック図です。 |
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デジタル用電源部 |
アナログ用電源部 |
2.アナログ出力部分にオーグラインターミネーターを実装する
お客様はバランス出力のみをお使いとのことでしたので、左右ChのHOT、COLDにそれぞれ
オーグラインターミネータ(3A)を実装しました(都合4本)右の写真はアナログ出力端子の機器側にターミネータを取り付けた写真です。 |
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N様、チューニングのご注文をいただきありがとうございます。
スイッチング電源でもここまで良くなるとは、私も良い経験をさせていただきました。
改めて御礼申し上げます。
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