松戸市の池田様
CDC3300:クロック交換+アナログチューン

プラクトサウンドシステムより購入の「高精度水晶発振器」を使ってバージョンアップを試みました。

改造にあたってはプラクトサウンドシステム岡本氏のアドバイスや、宮崎の武田 氏のレポートを参考にさせていただきました。 詳細は添付写真でご覧下さい。


「高精度水晶発振器」は電源とともに1枚の基板に組み込んで機器本体の背面に 取り付け孔を空け、スペーサーを使ってネジ止めします。 基板上には「水晶発振子」が2つありますが、ついでですから両方とも改造する ことにしました。
X301はロジック用の水晶発振子ですが、これを同じ5.000MHz の水晶発振子HC49/Uタイプに変更しました。抜いてそのまま差し替えるだ けのことです。
発振器基板
取付状態



次に改造のハイライト「高精度水晶発振器」の配線ですが、その前に抜き取り作 業があります。
私はX101の水晶発振子、2つのコンデンサC170と C171、それに抵抗R108(1MΩ)を撤去しました。

「発振器」の電源はR122から+(赤)を、JP146からGND(黒) をもらいます。「発振器」からの信号線は単芯シールド線を使って、抜いた 発振子の正面から見て左側の孔にに入れます。これで「高精度化」は完了です。






せっかくの機会ですので、さらなる効果を期待して次の改造を行いました。
①オーディオ回路用電源を切り離し、専用トランスを設置して基板に供給しまし た。(簡単な銅箔によるシールド処理を施しました)
②基板上の電解コンデンサ をすべて「ニチコン・ミューズ」に交換しました。(容量表示は同じものとしま した)

以上が今回の改造のすべてです。



さて、肝心の音はどうなったでしょうか?

まだ試運転中ですが一言で言えば「今までとは違う、まったく別次元の音」にな りました。出てくる音が大変滑らかなのには驚きました。それに透明感が加わっ ています。楽器の音一つひとつが細部までみごとに表現されます。(バロック・ ヴァイオリンの微妙な音色や、チェンバロの優雅な余韻など)モーツアルトのミ サ曲における独唱や合唱の臨場感もすばらしいの一語です。これこそが、まさに「高精度 水晶発振器」の効果にほかなりません。
他の改造も大きな役割を果たしていると は思いますが「心臓部」のクロック交換は大変大きな効果があることを確信しま した。
当初は「A級回路採用」というので興味をもって購入したCD3300で すがここまでグレードアップできるとは想像できませんでした。岡本さま、武田 さまにはあらためて感謝申し上げます。


これを聞きつけた友人たちに誘われて近々友人宅で「試聴会」をすることになり ました。彼らの「ハイエンド機」にどこまで迫れるでしょうか。

クロック交換に合わせてコンデンサの改善や電源の分割化を行われたとのこと、さぞ改善の度合いが著しいことと存じます。試聴会での評価が楽しみですね。
ありがとうございました。 (Pract記)




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