クロック交換してみました。 私のCDPは、『Tecnics SL-PS860』で、20年くらい前の機種です。サーボ回路、メイン基板のコンデンサは全て交換済みです。 結果から報告しますと、今まで付帯音などでマスクされていた為 聞き取れなかった小さな音、またバスドラとベースなどが、はっきりと 分離されて聞こえるとか、さらにコンサート会場などの拍手の音 人の多さなどが、目の前に広がりました。 ボーカルなども、声を張り上げ高域に伸びてく音が、今までは スピーカーの上のほうに昇るような鳴り方をしていたが、 クロック交換後は、ピタリと定位し、また口も小さくなり 目の前で歌っているようです。S/Nも良くなりました。 驚きです!! | ||
改造手順は、 手始めに、アナログ部のDACに供給している33.8688MHz を交換です。 取り替えたばかりは、キラキラ、チャラチャラした軽っぽい音で DACへのIN、OUTを間違えて接続したかと思う程でした。 これは時間が立つにつれ、音が変わり12時間くらい エージングされた後は、低域も締まりベースなどは、 弦を指で弾くのが分かるようで、別物CDPになりました。 |
アナログ回路の水晶 | |
次に、サーボ回路のMASHに供給です。 水晶発振器の基板には、1/2分周回路を搭載し、33.8688MHzと 16.9344MHzの2種類の信号が同時に出るようにしました。 サーボ回路基板の青い物がセラロックです。 ここでの変わり方は、音楽性が変わりました。 細かな音も再現し、低域の歯切れの良さボーカルのゆったりと 歌う感じはそのままで、柔らかくなり、S/Nが更に上がったようです。 ピックアップのサーボ回路が、きちんと制御していると CDにはこれ程多くの情報が入っているんだ、と驚きました。 サーボ回路の重要性を、本当に感じる部分でした。 ボーカルが変わります。歌手が謳います。心地よく聞こえます。 。 |
サーボ回路のセラロック | |
実は、サーボ回路の水晶発振子の場所からメイン基板にある
水晶発振器までの引き回しが15cmくらいになる為、上手く供給
できるか心配でしたが、岡本様のアドバイスがあり安心して、
実行出来ました。 やって良かったとつくづく思っております。 岡本様、アドバイスありがとうございました。 |
完成後 |
HS様、大変嬉しいご報告をいただき有り難うございます。
クロックがすべてのデジタルソースの基本であることを改めて認識させられる内容であったと思います。
特にアナログ回路のレファレンスクロックと、サーボ回路の制御用クロックを1個のクロックで賄われたことが
良い方向に作用していると思います。
自作なさる方がどんどん減っている現在、今後トライなさる方の参考になります。改めて御礼申し上げます。
次は是非、第二世代電源を使った電源の改善もご検討下さい。全てのCDPが劇的に変わります。
今後も楽しい自作を堪能なさって下さい。
(Pract記)