水戸市のN様
Machintosh MCD600:SACDプレーヤーの電源改善

これまで何度かチューニングをさせていただいておりますN様から、マッキントッシュ製SACDプレーヤー改善のご依頼をいただきました。
かなり狭い実装エリアに第二世代電源2回路を取り付けましたので、時間はかかりましたが、お客様から大変嬉しいご感想をいただきました。

N様からいただいたご感想(原文のまま)

おかげさまで今度のCDプレーヤーもだいぶ良くなりました。
マッキンらしいノリの良さに加え、きめ細やかで密度感のある描写で音楽性も豊かになりました。何十年もFM_Acoustics社のプリとパワーを色々使ってきましたが、この度EARのモノラルパワー・アンプ509IIを導入しましたので、パワーアンプのみこれに変えたら、これまた素晴らしい世界が見えました。
管球式の艶が乗り、パワーでグイグイ迫るのではなく陰影や色気のある音に包まれメロメロ状態です。
私はソフトの7割はクラシックですが、全てのジャンルに渡り自己最高の音です。SNも申し分なく、演奏者やボーカルの心のひだまで見え隠れします。
また、このCDプレーヤーにはフロントパネルにヘッドホン端子がついているので試しに繫いでみると、これも間違いなく改造前より良い音になっているのにびっくり仰天。そんなことあるのでしょうか?

これからのオーディオライフをどのように楽しむかを数年前より考え、昨年スピーカーをGRAHAM_AUDIOのLS5/8に入れ替えて、小型化を図り音ではなく
音楽にしんみりと身を委ねたいと思い着実に進めております。
今回も大満足のチューンアップでした。ありがとうございました。またお世話になりますのでどうぞよろしくお願いいたします。


N様、素晴らしいご感想をいただきありがとうございます。
今回のチューニングでは「アナログ回路全体の電源」と「DACを含む制御回路の電源」を第二世代化しましたので、アナログ回路から分岐しているヘッドホン出力も間違いなく改善されています。
それに加えて、デジタル回路電源と出力ラインにはオーグラインターミネータを実装して低ノイズ化も実施しています。
大変狭いエリアへの実装でしたので時間がかかってしまいましたが、ご満足いただけて大変嬉しく思います。
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。(Pract記)

以下、今回の作業を簡単にご紹介させていただきます。

Machintosh MCD600の内部にはメカを囲むように大きな基板が実装されており、写真左側にあるのがドライブ・運転・点灯制御回路用のスイッチング電源です。
本体内部
今回チューニングした電源はスイッチング電源の裏側(つまり本体裏側)に小さな基板で実装されています。(右図の赤丸部分)
本体裏側のこのエリアは、100V回路や電源トランスと並べられていて、十分に広いスペースはありませんでした。

















この基板上右図の赤で囲んだ整流回路が第二世代電源に入れ替えるべき部分です。
アナログ用電源配置

対象整流回路
なんとか、電源基板と本体側面との間に細長い隙間を見つけて、ここを使うことで第二世代化を実現しようと計画しました。











第二世代電源回路の部品を細長いアクリル板に並べて実装し、それを隙間に挟むこむようなかたちで実現しました。
作業途中

第二世代部品列
第二世代電源回路の実装を完了した状態です。LCMは電源基板側に入れています。
第二世代化完成
駆動系の電源とアナログ出力回路にオーグラインターミネータを実装しています。
第二世代化完成 第二世代化完成







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