KP1832評価情報

KP1832評価情報


AudioFinoからはカップリングコンデンサ用として容量が大き目のKP1832も届いております。

コンデンサKP1832



例えば2.2μfを構成する場合、2.2μf1個よりも、0.52*3+0.65μfの様に1μ以下を複数パラにして構成することを強く勧められました。2.2μ2本分として送られて来た8本は、私のスピーカへのクリスマスプレゼントだと書かれてありました。彼も「ブリロン(欧米ではSTEP)はいいスピーカだ」と書いていました。


これまでの抵抗接続の様子

右は、これまでブリロン1.0SLEに入れていたコンデンサと抵抗です。これでもKP1832(8200pf)をパラってあるので素晴らしい高域の開放感がありました。抵抗はDaleの巻き線(2W)です。

ここに0.52*3+0.65μfと、さらに8200pfのトータル5本をパラにして取り付けました。

KP1832を取り付けた様子


これが取り付けを完了し、格納する前の状態です。きっちり寄せて配線しないとブリロンの配線穴を通りません。見るからにバカでかくなってしまいましたが、これでいい音が出るか不安でした。聞いた第一印象は「少々ピントが甘くなったかな?」でした。
AudioFinoからは「2週間程度のエージング」が必要だと言ってきていましたので、しばらく様子をみることにしました。

エージング10日目あたりから見る見る音が変わっていくのがわかりました。奥行きがぐんぐん広がり、さらにびっくりしたのは低音に豊かさと力強さとキレが戻ってきたことです。これまで、我が家の低音が薄いのは「増幅系の特性で、音がクリアであることとの引き換えでしかたの無いもの」と諦めていましたが、まったく改善されました。実にここちよい締まりのある豊かな低音が出てきます。その上演奏者の方向も奥行きも実にピタリと決まります。シャープな音のリアル感も抜群で、パーカッションのアタックではそのエネルギー感にドキッとするほどです。ブリロンの小さな筐体を改めて見直してしまいました。



Feb-2001/Pract